またまたポンコツ整備士です。今回はトラクターの耕耘爪ですが、皆さんは交換時期合ってますか?どのくらい減っていれば交換なのか、どのタイミングで変えるのかなど理解されてます?実は交換の時期の判定と判断は色々あります、これを間違えると正しい耕耘が出来ないのでその理由を3選でまとめてみました。交換の判断基準にして下さい。
耕耘爪の交換時期
1 耕耘爪の先が指二本
耕耘部の爪を端から端まで見た時に大体はトラクター本体のタイヤの後ろアタリが良く減る傾向にあります。そこらを中心に見ていただいて、一番減っている爪の先が指二本から二本弱くらいが目安と思ってもらっていいと思います。
代掻き前
良くあるのが、代掻きをしたら耕耘爪変えようとおっしゃる方がいますが、あれは間違えです。なぜかと言うと代掻きは一番爪が減ると言っても過言ではないです、ということは?そうなんです一番爪が仕事をする時なのです。代掻きこそ新しい爪の面積と抵抗が最大限にいるのです。代掻きは稲がしっかり定着するかの最大の瞬間です、代掻きが綺麗に出来ていると田植え機もスムーズに仕事が出来ます。
交換は代掻き前に!
逆転作業
逆転作業? と思うかもしれませんが逆転作業が多い方や職種の方は意外と爪の先端と爪取付部が減るんです、爪の一番広いところは減ってないのに、先と取付部が減ってるってことがあります。交換時にしっかり締め付けていても、反対の力が掛かるのでどうしても緩むんです。頻繁に増し締めと緩んでないか確認が必要です。
まとめ
トラクターの爪って結構高いのでそう頻繁には変えれないと思います、なのでタイヤの真後ろなどはよくチェックして真ん中と振り返るとか、爪ボルトの増し締めやボルトの交換を早めるなどして対策してください。ボルトは生きてるのにな?って時はスプリングワッシャーだけ交換してもかなり違います。耕耘爪の交換は綺麗に耕せるのはもちろんですが、トラクターの燃費向上、一番は緩んだり締め付けが足りない状態で使うと爪を差し込むフランジが減ったりボルトの固定用の六角部が広がって固定できなくなったりして爪軸交換などに成ったりします。余談ですが、爪軸に巻きついた草は必ず除去してください。特に左右の端の巻き付きは必ず取ってください、これをしないと爪軸シールを破壊して油漏れやブラケットASSY交換などなります。
以上交換基準3選でした。参考になれば幸いです。 よろしければ購入をご検討ください。